エメラルドの魅力と価値

Index

  1. エメラルドの魅力
  2. エメラルドの化学的特徴
  3. エメラルドの価値基準とは
     ・エメラルドの大きさとカットについて
     ・エメラルドの色について
     ・エメラルドのカットスタイルについて
     ・エメラルドのインクルージョン(内包物)について
  4. エンハンスメントとトリートメントとの違い
  5. ノンエンハンスメントとエンハンスメント
  6. エメラルドの輝きについて
  7. エメラルド仕入れのこだわり

エメラルドの魅力

緑色の宝石エメラルド。美しく澄んだ緑色のこの石は、いくつもの時代を超え、人々は、その美しさに心を奪われ、特別な石として、魅了され続けています。
春の訪れと共に芽吹く、新緑の季節にふさわしい緑の美しさを表す象徴として、「再生のシンボル」とも言われ、宝石の中でもひときわ価値を持っています。
一般には、5月の誕生石として有名で、幸福、希望、恵み、などの象徴としてや、愛を誓う石としても人気があります。

エメラルドの化学的特徴

エメラルドの結晶系は、六方晶系。
化学組成は、ベリリウム・アルミニウム珪酸塩。
硬度は7,5~8。
鉱物の成分である、ベリル。この成分は、ベリリウム・アルミニウム珪酸塩で、表され、このベリルには、各色があります。
エメラルドは、酸化クロムによる着色で、その他の着色物質による緑色をグリーン・ベリル。
エメラルドとよく比較されるアクアマリンは、水色のベリルです。

エメラルドの価値基準とは

エメラルドの価値は、総合的な観点から、判断するため、四つのポイントから、評価を下すことができます。
その四つのポイントとは、大きさ、色、輝き(テリ)、内包物(インクルージョン)という観点です。
石の大きさが単純に大きいものが高く評価されるわけではありません。
石のクオリティーが優れているかどうかということが石の大きさに結びついて石は評価されているのです。
これは宝石全体についていえることです。
また、特にエメラルドは、色石であることを考えると、一般的に重視する点はエメラルドの色の濃淡やエメラルド色そのものの明るさともいわれていますが、ジュエリー品質のエメラルドの評価に大切なことは、色の濃淡だけの評価ではなく、エメラルドの石そのものの照り(輝き)がすぐれているかどうかが重要なポイントです。
石の中に含まれるインクルージョンがどのような状態であるかが大切なのは、エメラルドの照りに影響があるからなのです。
エメラルドは、硬度で考えると貴石の中でも硬い方ですが、内包物(インクルージョン)が他の貴石と比べて多いため、キズつきやすい繊細さを持ち合わせています。
しかしながら、エメラルド独特の鉱物的な特徴には、エメラルドを美しい緑色に変化させる、魔法の力があるのです。

エメラルドルース

エメラルドの大きさとカットについて

エメラルドの大きさは、キャラット(CT)の単位であらわされますが、キャラットとは、石の重さの単位のことです。
石の大きさは、あくまで、石の縦×横×高さをミリメートル(mm)で表示したもので、石の重さと、比例しているので、石の大きさをキャラットで示すことが一般的になっています。
ところが、石の見た目の大きさとキャラットで表示されたものとは、違いが実際にあります。
それは、つまり、石の見た目の大きさとは、石を上から見ているときの大きさである為、石の深さ(高さ)の違いによっては、石のキャラット数が異なるのです。
わかりやすい違いを以下の例にたとえてご説明すると石のサイズ(縦×横×高さ)が、5.5mm×4.5mm×3mmで0.7ctのエメラルド、 縦横が同じサイズで、石の高さが2.7mmで0.55ctのエメラルド、また、同じく石の高さが3.5mmで0.85ctのエメラルドといった具合に、エメラルドを上から見たときの見た目の大きさには変わりはありませんが、基本的には、石の深さ(高さ)によってキャラット数が異なるということなのです。
あるいは、石の縦・横・高さの全てのサイズが同じ場合でも、石にふくらみ(バルジ)のあるものと石が鋭角的にカッティングされたものとでは、石の体積に違いがあるため石のキャラット数は異なります。
それぞれ石のもつ特徴に応じて、石のプロポーションには、違いがありますので、どういったプロポーションのバランスが優れているのかは、一概には言えませんが、見た目の石のキャラット数より大きく見える場合には、石の深さは浅めになっていますし、逆に見た目よりも小さく見えるキャラット数の場合には石の深さは深めになっています。
これも、どれがいいかは、エメラルド一つ一つによって、違いがありますので一概には言えません。
ひとつだけ言える事は、その違いとは、石の持つてりや色、石の原石の形や大きさによってあらわれてくる現象であることは間違いありません。
エメラルドの大きさとは、このように奥が深いのです。

エメラルドルースの石の深さの違い

エメラルドの大きさについては、ファセットカットのエメラルドとカボションカットのエメラルドについて、異なりますので、それぞれについてご説明いたします。
エメラルドの大きさ‐エメラルドの大きさの特徴は、エメラルドカットを中心としたファセットカットのものと丸みを帯びたカボションカットのものとでは、以下のような違いがあります。

・・・ファセットカット・・・

ファセットカットの中では、0.5キャラット前後から1キャラット前後のエメラルドがジュエリー品質のエメラルドの中では、もっとも多いところになります。
現在、日本で流通しているジュエリー品質のエメラルドもまたこの大きさですが、クオリティーの高いエメラルドになると当然、限られた量にしかなりません。
また、2キャラット以上、また3キャラット以上のエメラルドになるとジュエリー品質のものは、かなり少なくなり、良質のジュエリー品質のものを手にいれることはとても難しくなります。
それ以上の大きさのジュエリー品質のエメラルドは、クオリティーにもよりますが、なかなか探すことさえ困難で、極端に少なくなってきます。

・・・カボションカット・・・

カボションカットの中では、2キャラット前後から3キャラット前後のエメラルドがジュエリー品質のエメラルドの中では、もっとも多いところになります。
現在、日本で流通しているジュエリー品質のエメラルドもまたこの大きさですが、クオリティーの高いエメラルドになると当然、限られた量にしかなりません。
また、4キャラット以上、また5キャラット以上のエメラルドになるとジュエリー品質のものは、かなり少なくなり、良質のジュエリー品質のものを手にいれることはとても難しくなります。それ以上の大きさのジュエリー品質のエメラルドは、クオリティーにもよりますが、なかなか探すことさえ困難で、極端に少なくなってきます。

二つのカットのタイプに共通して言えるのは、基本的には、石が大きくなればなるほど、価値のあるエメラルドになりますが、これは、決して一概にいえるものではなく、その石のクオリティーが優れているかどうかによって、どれほど価値のあるエメラルドかどうかが、決められるのです。

*もう少し詳しく・・・

ジュエリー品質の二つの同じ大きさくらいのファセットカットのエメラルドとカボションカットのエメラルドを比較してみると、そのほとんどは、ファセットカットのエメラルドの方が、価値のあるエメラルドといえます。
これは、ファセットカットのエメラルドの方がカボションカットのエメラルドよりも内包物が少なく、てりの優れた石であることが理由なのですが、ファセットカットのエメラルドには、カボションカットのエメラルド以上に石の輝きの魅力と透明感が楽しめますし、カボションカットのエメラルドにはファセットカットのエメラルド以上に、より大きな石の魅力が味わえますし、翡翠のような光沢感とつるつるとした丸みのあるデザイン性が楽しめます。
つまり最終的にどんなジュエリーが手にいれたいかどうかによって、ファセットカットのエメラルドが必要なのか、あるいはカボションカットのエメラルドが必要なのかどうかを判断することが大切なのです。
ファセットカットのエメラルドもカボションカットのエメラルドもまた、エメラルドの魅力を最大限に私たちにもたらしてくれるのです。

エメラルドの色について

基本的には、色が薄いものほど評価が低く、色が濃いほど評価が高くなります。
しかし、最高の評価を与えられた色の濃さを超えると、黒ずんだ緑になり、評価はさがっていきます。

*もう少し詳しく・・・

エメラルドの色合いで好まれている色合いは大きく三つに分類されます。
色の淡い色合いのエメラルドでもエメラルドグリーンのような色合いは若い女性に好まれる色合いで、照りのあるきらめきのあるエメラルドが多く、色が木々の葉っぱの表のようなつやのあるグリーンは、ジュエリー品質にとても多く、幅広い年代の方々に最も好まれている色合いです。
そして翡翠のような色の濃い少し落ち着いた色合いもまた和服などをお召しになる方々には、重宝される根強い人気のある色合いで、比較的大きな石が好まれています。

エメラルドのカットスタイルについて

エメラルドのカットの形状‐エメラルドには、さまざまな石のカットの形状があります。ここでは、ファセットカットとカボションカットにわけてご説明いたします。

・・・ファセットカット・・・

一番代表的なエメラルドのカットは、みなさまがご存知のエメラルドカットです。
全体の形は、石を上から見ると一見四角形にみえますが、注意してみてみると、石の四隅のコーナーにもそれぞれ小さなカット面があり、八角形になっていることがわかります。
これは、エメラルドに強い衝撃や圧力がかかったときに、石が少しでも割れる可能性を減らす工夫がなされているからなのです。
(また、石に丸みをもたすことも石の割れる可能性を減らします。カボションカット等・・・)
また、全体的に四角いカットは、通常エメラルドの原石が見つかった時に効率よくファセットカットに出来るカットの形状であり、一般的にはダイヤモンドやルビー、サファイアなどの貴石には少ないカットの形状でしたので、長い間エメラルドカットはエメラルドの代名詞として知られてきました。
また、一概にはいえませんが、やや品質の劣った原石は、ブリオレットカットとなり、ファッション性を意識した首飾りやイヤリング用として用いられています。
石の研磨技術が発展した近年になると、同時に人々のファッション性も多岐に広がってきました。
それによって、エメラルドのファセットカットに変化にとんできました。
小さなラウンドカットは、お手軽に身につけられるファッションジュエリーとして脚光を浴び、ペアーシェイプカット、オーバルカット、ハートシェイプカット、スクエアーカット、マーキースカット、その他のファンシーカットと幅広くジュエリー用としてカッティングされるようになってきたのです。
あなたの好みによってエメラルドのカットを自在に選べるようになったのです。


様々なファセットカットのルース

・・・カボションカット・・・

全体に丸みのある形状で、全体の形は半円状になっているのが、カボションカットです。
カボションカットの中で代表的なカット形状は、オーバルカットです。
ジュエリーのセッティングがしやすく、ジュエリーデザインにも制限が少なく自在にデザインすることが出来るので、一般的に最も好まれています。
一方、球状のものは、ビーズとよばれ、その一粒一粒の品質は高くはありませんが、ネックレスなどの用途として今日まで人々に喜ばれてきました。
近年カボションカットもファセットカット同様に、様々な形状が増えてきました。
ペアーシェイプ、マーキース、マーキース、その他ファンシーシェイプと幅広くジュエリー用としてカッティングされるようになってきたのです。
カボションカットはかつての王宮貴族達の時代からシンボル的な装身具の素材として重宝とされており、現在でも再び、特に、ブランドジュエリーの素材として注目されており、様々なブランドテイストのジュエリーからハイジュエリーにまで幅広く用いられています。
また、メンズジュエリーの素材としても脚光を浴びてきて、若い世代の男性の指に高価なカボションのエメラルドのリングを目にすることもしばしば出てくるようになってきました。カボションのエメラルドは、注目度が高くなってきたのです。

カボションカットのルース

エメラルドのインクルージョン(内包物)について7

エメラルドには、エメラルドに含まれているインクルージョンが、どんな鉱物であるのかを見れば、産地がわかる確率が高いといわれています。
鉱物的にはかなり専門的になりますので、ここでは割愛いたしますが、特に、コロンビア産のエメラルドは、固体、液体、気体、の三相のインクルージョンの特徴をもち、その他の産地のものは、二相のインクルージョンが一般的なのです。

コロンビア産のエメラルドに見られる三相のインクルージョン

エンハンスメントとトリートメントとの違い

どこの宝石店にでもある99.999%以上のエメラルドには、一般的に宝石の潜在的な美しさを引き出すために、エンハンスメント(改善)が施されています。
エメラルドのエンハンスメントは、色の改善をするためのものではなく、宝石の本来の美しさを引き出すために石の内包物を見えにくくするためのものです。
具体的には、透明オイルによる改善、透明樹脂による改善が一般的に行われています。
トリートメント(改良)との違いは、色のついたオイルや色のついた樹脂による改良が施されていないかどうか、また、ガラスなどの充填による処理をしてエメラルドそのもの自体の魅力を惑わすものでないかどうかなど、本来のそのものが持つ魅力からかけはなれた処理が行われていないことが大きなポイントになります。
世界中のどこの代表的な鑑別機関などでも、エンハンスメント(改善)された宝石には、天然宝石として鑑別されておりますが、トリートメント(改良)された宝石は、天然宝石(トリートメントによる改良が認められる)という表示に変わります。
エンハンスメントされた宝石の価値は決して損なわれませんが、トリートメントされた宝石は勿論その価値は下がります。

ノンエンハンスメントとエンハンスメント

ルビーやサファイア、エメラルドなどを始めほとんどのカラーストーンには、エンハンスメントが施されています。
ノンエンハンスメントの状態で、特に石の内包物の少ない綺麗な宝石はあまりに少なく、数量的にも市場で流通している99.999%以上の宝石はエンハンスメントされているものです。
ノンエンハンスメントの宝石は、最近注目を浴びていますが、実際には、傷の目立つものが多く、美しいかどうか疑問の残るものが増えてきており、お値段的にも見合うものであるのかどうか疑問です。
ノンエンハンスメントというと聞こえはいいのですが、本当に綺麗な状態のノンエンハンスメントの宝石は非常に高いお値段で取引されています。
当店ユアエメラルドでは、ノンエンハンスメントのエメラルドも取り扱いをしておりますが、綺麗な状態のものだけしか取り扱いをいたしません。
出来るだけ入荷するよう努力はしておりますが、ホームページ上にアップする前に売れてしまうことがほとんどです。
お手数ではございますが、ご購入をお考えの方は、一度お問い合わせ、ご相談くださいませ。
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エメラルドの輝きについて

一般的に宝石の輝きとは、自然光のもとで目にかえってくる石内部からの輝きと石表面の光沢感をあわせもったもののことを示しています。
これを宝石業界の言葉では照りと呼んでいます。
基本的には、エメラルドは照りがとても重要なのですが、エメラルドなどのカラーストーンは、特に石の色あいも輝きに関連していますので、石の照りだけではなく石の色つやの良さという表現が、ひとことで言うとふさわしいと思います。
では、色つやの優れたエメラルドとは、どのようなエメラルドがこれにあたるのでしょうか。
エメラルドは、一見単純に緑が濃くて輝いているというイメージをみなさまはお持ちでいらっしゃるのでないかと思いますが、それはけっして間違いではありません。
しかしながら私のイメージでは、そのひとことに限定されるエメラルドはかなり高価なエメラルドのみになってしまいます。
では、色つやの優れたエメラルドとは、実際にはどのようなエメラルドなのでしょうか。
詳しくはユアエメラルドの商品の写真をそれぞれ比べてじっくりご覧いただければ、よりご理解をしていただけるかと思います。

エメラルド仕入れのこだわり

エメラルドを仕入れる際のこだわりを言葉で詳しく表現すると細かく分類することになります。
色は、緑が基調ですが、青みがかった緑~緑~黄緑(黄みが強いものは×)の間で、普通~温かみの感じるもので、明度は、明るい~普通~やや暗いもの(暗すぎるものは×)、色の濃さは、少し淡いもの(淡すぎるものは×)~普通~濃いもので、石の内包物は、淡い色みがかったものは内包物が少ないこと~普通くらいの濃さのものは内包物があまり目立たないものまで~濃いものは内包物が美観をそこなわないものまで、共通しては、石のカット面がたるんでいないもので、石に光沢感が感じられ、石のきらめきは、淡いものは当然きらめきのあるもの~濃いものは光沢感のあるもの。石のプロポーションは、石の見た目が上記の条件を満たしているものであれば、おそらく許容範囲内のプロポーションです。
これらの考えられる組み合わせの範囲内(または、それ以上のもの)で色つやの感じられるものが優れたエメラルドといえるでしょう。
つまり、実際エメラルドには、お客様によっては、さまざまな好みの違いがありますので、それに応じて優れたエメラルドを仕入れなければなりません。
多くの宝石を取り扱っているお店では、あまりこのようなことを言いません。
これでは、仕入れに妥協しているのではないかと誤解される恐れがあるからです。
しかし、これは、現実的にいいエメラルドを手に入れるためには、必要不可欠なこだわりなのです。
このこだわりを本当に正しく身につけているかどうかによって、いいエメラルドを仕入れられることか出来るかどうかが決まってきます。
ユアエメラルドは、色つやを重視したカットにこだわっています。
よくカットのこだわりのある宝石を取り扱うことが、いいものだけを取り扱っている宝石店や店主の代名詞として使われていますが、(わかりやすくお客様に理解されやすいのですが、一概には言えません。)実際には、上記に述べた普遍的なこだわりこそ、より良いエメラルドを仕入れるこだわりではないでしょうか。

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同じ商品であれば当然お値段が安い商品の方が良いのは当たり前のことですが、より良い宝石を選ぶのために最も大事なこととは、これから選ぼうとするものが本当に良いものであるのかどうか?
そして安心できるものであるのかどうかが一番肝心なことです。
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